ほでりぽ!?
このページは読者として主に学生(中学生・高校生から、大学生・大学院生まで)の皆さんを想定して書いています。
コメントなどありましたら、
いままでのはこちら 2007年11月 |
12月31日 2007年5大ニュース 今年の最後に簡単に個人的な2007年の5大ニュースを挙げてみましょう。 第五位 与論研究室旅行 第四位 研究室のお引越し 第三位 Moss2007 in Korea 第二位 コケワークショップ大盛況 第一位 イタリアでの楽しいレクチャー と、いうことで、2008年もよろしくお願いします。 12月28日 もうそろそろ 一年も終わりですね。今日は、朝から夕方まで会議ーーーーーーーー。 もう疲れたので、帰ります。 それでは、皆さん、よいお年を。 12月27日 コケワークショップ その3 さて、コケワークショップについて最終回。本当は、ここに書けなかった部分が一番楽しかったという噂もありますが、それは秘密。皆さんの講演を一言レビュー。でも、全くサイエンスでないコメントありますので、その点はご容赦を。いつもは人名はイニシャルですが、今回はホームページにプログラムがでているので、そのままで。 午前中のセッションは「コケ植物を用いた研究の新展開」。 トップバッターが、北大の三上さん。「ヒメツリガネゴケにおけるイノシトールリン脂質代謝関連遺伝子の機能解析」。三上さんは、直前まで韓国でのノリの学会にでていたそうで、途中で間違ってコケのことをノリと言ってしまう。しかも、それを座長のFさんに突っ込まれており、笑いが起こる。笑いのあるワークショップはいいね。 続いて、東京農大の坂田さん。「ヒメツリガネゴケを用いたABA研究の現状と展望」。ABAの低蓄積で葉緑体が巨大化するという話は、前にも聞いていたが、とても面白い。情報の伝達経路は? 名大の平野さん。「ジベレリンシグナル伝達経路はいつ誕生したか?」イヌカタヒバをメインにした発表で、シロイヌナズナでGAの伝達経路に用いられているタンパク質が、ヒメツリガネゴケでは活性がなく、GAシグナル自体もないのではないかという話。じゃぁ、何をやっているのだ、というのがコケ研究者としては気になる。 コーヒーブレイク前の最後は、小俣さん。「ヒメツリガネ原糸体を用いた硝酸同化の制御の研究」。前培養して、液体培養して、その後光合成活性を計るというやりかたはいいかもしれない。ただうちではあまりうまくいっていない模様。どこが違うのだ? コーヒーブレイク 東大の小田さん。「微小管による液胞の局在制御〜植物細胞における微小管の新たな役割〜」。ヒメツリガネゴケで、液胞膜を可視化し、液胞膜の動態を調べた研究。液胞膜を可視化するという、ある意味単純な方法でいろいろ面白いことがわかってくる、というのが面白い。シンプルであることの力強さ。 広大の嶋村さん。「コケ植物の生活環を通じた細胞分裂様式の変遷」。ジャゴケの空飛ぶ精子のムービーは参加者に衝撃を与えていたのでは。 埼玉大の竹澤さん。「コケ植物におけるカルシウム情報伝達の分子機構」。カルシウムイオンはどこから来ている? 京大の大和さん。「ゼニゴケ性染色体のなりたち」。ゼニゴケの精子は泳いでるなぁ。元気一杯。性染色体の大きさが研究を始めた時から10倍に増えたというのが、(本人は大変だっただろうが)笑える。 さて、昼休みを挟んで午後からのセッションは「コケ植物研究の新技術」。 金沢大の西山さん。「ヒメツリガネゴケゲノムプロジェクトの進捗状況とゲノム情報検索、遺伝子系統解析と、次世代の遺伝子発現・修飾解析」。私としては、次世代シークエンサーの解析の話題が気になる。 東大の佐藤さん。「緑色植物の比較ゲノムデータベースを用いたコケ植物のタンパク質検索」。開発されたGclustについて解説してもらう。ハンドアウトまで作ってくれている。コケ(植物)をコケにした話、とか、面白さ、炸裂。 コーヒーブレイク。 ブレイク後の最初は、熊大武智さん。「PEGを用いたヒメツリガネゴケの形質転換法と現状」。熊大の現状について話してもらう。いろいろとサゼスチョンを貰ったので、我々としては非常によかった。 JST ERATO長谷部プロジェクトの久保さん。「ヒメツリガネゴケの正&逆遺伝学的解析のための分子ツール」。Cre-loxシステムや、誘導発現系、ベクター、chemical geneticsまで、今後有用な話題がたくさん。 名大の杉田さん。「ヒメツリガネゴケの葉緑体形質転換」。葉緑体の形質転換系いい点とかあまりよくない点とか。 JST ERATO長谷部プロジェクトの佐藤さん。「ハイスループット細胞観察とその解析」。システムを開発して、研究を進めて行く姿勢は共感します。 コーヒーブレイク。 最後のパート。首都大学東京の門田さん。「ヒメツリガネゴケの光センシング」。局所的に光をあてることができる顕微鏡について、一台蛍光顕微鏡を壊す気になればすぐにできるという話で笑わせてくれる。 岡山理科大の林さん。「コケ植物のオーキシンシグナル—ケミカルバイオロジーによるアプローチ—」。オーキシン誘導物質について、まぁ、とにかくまずはいろいろな物質で生物学的なアッセイが必要なのだなと。 最後は、京大の河内さん。「ユニークなモデル植物ゼニゴケ」。ゼニゴケのアグロバクテリアによる形質転換系や性分化誘導系に、来年度から始まるゼニゴケゲノムが合わさるとかなり良い研究材料になるのではないでしょうか。 50分の総合討論の時間を取っていたが、発表が長引いて、50分がまるまるなくなる。ということで、コケにおけるアグロ法についてちょっと議論した後、ポスターセッションに入る。懇親会はカレーのケータリング。ナンもおいしいし、カレーもおいしい。よい懇親会でした。 残念だったのは、ポスターをじっくりと見れなかったこと。 途中で、あるポスドクの方と話をする機会あり。どうやらうちの学生さんの応対では物足りなかった様子。ポスターの前まで行って、いろいろな質問に答える。皆も、もうちょっと研究の裏にある広がりを考えて研究しましょうね。与えられるのを待っているのではなく、自分で探して行くことも大切です。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 日曜日は、コケ植物培養の実際。予定より多い50名の参加者があり、5つのグループに分けてもらうことに。私も最初の会に同行。培養室、胞子形成条件、各種顕微鏡と簡便ながら盛りだくさん。質問も活発にでていた模様で、大変盛況でした。 今回は多くの人に、よかったです、とかまたやってくださいね、とか言われました。オーガナイザー冥利につきますね。でも、このようなワークショップって、そろそろやりたいなって気分が大切だと思うので、またやりたいなって気分になるまでは暫しお休みです。義務になっちゃいけないと思います。それより、まずは研究を進めないとね。 12月26日 コケワークショップ その2 の、その前にクリスマスの話題。クリスマスにはメタルスライムのぬいぐるみが目出度く届いた訳ですが、子供がそれを見ながら、一言。 「これ、はません(ショッピングセンター)でお父さんが買ったんじゃないの? だって、僕がつけておいた目印がついてるもん」 「ふーん、何かの間違いじゃない。知らないよーーー」
12月25日 コケワークショップ その1 テクニカルワークショップ「コケ植物の実験生物学」 確か、今年の6月だったと思います。研究会で基生研に行ったとき。前日に長谷部研に寄りました。その時は、S君やK君も交えてそばを食いに行き、その後ホタルが出ているというので教えてもらってホタルを見にいきました。ホタルを見ながら、そろそろコケのワークショップを日本でもやりたいねぇ、ということで話がまとまりました。コケ研究者みんなでの忘年会も兼ねて。 その後は、基生研へのワークショップの申請と、時期の設定、講演者の選定がありました。期日は11月の末が難しくて、12月末のこの時期に。年は越したくなかったし、12月は分子生物学会もあったので、その次の週になりました。中身は最初はコケの話を半分強にして、残りはシロイヌナズナやイネ、シゾン、クラミドの研究現状もその道の専門家に話してもらおうということにしていましたが、講演者を選んでいたら、コケの講演だけで時間が一杯になることが判明。最終的にはコケの話だけでまとめることになりました。 コケワークショップ当日の話は、また明日。 12月21日 行ってきます では、今から岡崎に行ってきます。今日は、明日のワークショップの準備とか、研究の打ち合わせとか、前夜祭(?)とかありそうなので、これ以上更新できないと思われます。 12月20日 疑われる そろそろクリスマスですねぇ。子供たちの今年のサンタさんへのお願いは、メタルスライムとたまごっち。どれが欲しいのか確認のために、ショッピングセンターに行きました。この前の日曜日。おもちゃ屋でメタルスライム発見。そっかー、この前からこれ欲しいって言ってたもんなぁ。もう一ヶ月くらい一つだけあるメタルスライムが店に残っています。「ふーん」と言うことで、かみさんが他のお店に誘導。その間に、私はダッシュ。 疑われている!!!!!! 12月18日 ワークショップの週だ ちょっと更新が途絶えてしまいました。ワークショップ関係のことやら、論文のことやら、あれやら、これやら、やっておりました(一部秘密)。 コケのワークショップは目出度く100名を越えました。盛況です。で、ポスターを出す人に告知です。ポスターのボードは90 cm X 120 cmだそうですので、よろしくお願いします。今日、Fさんに聞かれるまで、ボードの大きさを皆さんにお知らせしていないことに気付きませんでした。まぁ、普通に一枚の打ち出しで作れば入るから、いいかな、と。熊大からも6題のポスターを出すので、その準備の佳境がこれからかと・・・・ちょっと心配。 12月14日 ミラン 昨日は急いで帰ってテレビでミラン・レッズ戦を見ました。うーん。全く勝てるような気がしなかったですね。でも、これからもアジアチャンピオンになっていけば、また機会はあるでしょうし、そのうちぽっと勝てることがあるでしょう。どんな勝ち方にせよ、その一勝が始まりなのでしょうが、今回はまだその機ではなかったということでしょうか。 研究室のみんなへ。先生は早く帰ってテレビ見てたけど、子供が寝た後ちゃんと仕事してたんだからね。以上。 12月13日 忘年会 早いもので、昨日は忘年会兼新3年生歓迎会でした。研究室の名札をみていましたが、私と滝尾先生の合同研究室で在籍者数が28名とか。多くなったなぁ。 さて、忘年会といえば二次会はボーリング。ボーリングは一年ぶり。去年の忘年会以来です。今年は男女のペア戦に加えて個人戦もありました。個人戦の方は、3年生のM君がぶっちぎりで勝ち。200点オーバーのスコアとは恐れ入りました。私は個人戦はぱっとしませんでしたが、ペア戦で2位。去年に引き続き、またまたペアに恵まれての入賞。これははっきりとペアのFさんのお陰。いや、でも目出度い、目出度い。 とりあえず来年は3位のH君を追い抜いての入賞を目指します。 12月12日 本 この前出席した講演会で薦められた本を買ってみました。 「世界一やさしい問題解決の授業」 渡辺健介著 ダイヤモンド社 「A Technique for Producing Ideas アイディアのつくり方」 J. W. Young著 二冊目のやつ、今始めて開いてみましたが・・・・・・・あれっ、英語だ。良く見てみたら洋販ラダーシリーズと書いてありました。英文に慣れるための教則本みたいなやつらしい。日本語の本もあるみたいですが、まぁ、いいか。買っちゃったし。このまま読もう。 12月10日 きびなご 昨日は郷土のデパート鶴屋に行く用があり、ついでに東館の一階にある「かたらんね」に立ち寄る。ここは観光物産交流スクエアという名称で、地元の魚や野菜などを売っています。おいしそうな地物がいろいろとあり、つい購入してしまう。で、320円で買ったきびなご(旬は初夏? 地元産取れたて)を子供と開いて刺身で食べました。 一応昨日でワークショップのポスターの申込を締め切りました。100名近い参加ということで皆さんに感謝。私の予想をかなり上回りました。参加だけしたいという方はまだOKですし、直接当日来ていただいても構いません(お弁当とかは予約制なので無理ですが)。願わくば、皆さんにも有意義な会でありますように。 さて、内容をいろいろと考えないといけませんねぇ。 12月6日 御礼御礼 ワークショップのロッジは20日以外は終了。満員御礼です。 ポスター等の〆切は明日ですので、よろしくお願いします。 12月4日 御礼 研究室のトップのところにニュースとして載せているワークショップ「コケ植物の実験生物学」ですが、とうとう40室ある基生研のロッジが22日は満室になってしまいました。21日もあと少し。もし、ここを読んでいる方で、21日のロッジだけでも取りたいという方は、早めに参加申込書を高野までお送り下さい。盛況になりそうで、オーガナイザーとしては嬉しい限りです。今日はワークショップに関する諸々にいろいろと時間を取られてしまいましたが、とりまとめに奔走して、結局自分の役に立たなかった、ってことになると悲しいので、私も楽しむつもりです。 12月3日 ウィー フィット 昨日電気屋さんの近くまで行くことがあり、ウィー フィットを衝動買い。バランスボードで重心の位置を特定しているようで、ヨガとかができる。ヨガはやってないけど。フラフープというのがあって、画面上では自分の分身がフラフープを回しているのだが、実際に自分がフラフープを廻しているわけではなく、バランスボードの上で体をぐるぐる振っているのを見たかみさんに大笑いされる。昨日は30分の運動貯金(というのができる)をして終了。結構面白いが、三日坊主にならないようにしないと。でも、そうなりそうな予感がぷんぷんしている。とりあえず、二週間でマイナス0.5キロというのを目標値として入力。駄目だとウィーに怒られるのかな? 12月1日 ノートンさん とうとう、私のマックのノートンのAntivirusの更新が無くなってしまいました。このままでは新種のウィルスに無防備。マックのウィルスがそれほど多くないということもありますが、それでコンピューターに被害がでると問題です。うーん。新しいAntivirusを買うしかないか。どうせだったら、ついでにいろいろと変えようか、などと考えている今日この頃。 はやいもので、もう12月。今年もあと一ヶ月かぁ。 そうそう。卒研の配属が決まりました。来年度は5名の卒研生が来ることになりました。さて、これからどんなことが一緒にできるか、楽しみです。 |