高野教授のほぼDaily Reports

このページは読者として主に学生(中学生・高校生から、大学生・大学院生まで)の皆さんを想定して書いています。

コメントなどありましたら、takano@kumamoto-u.ac.jp までメールください。

写真や文章を使用したい時は高野までご連絡ください。

ブックマークは研究室のトップにどうぞ。

イモリのお皿

2005年10月
1
2 3 4 5 6 7 8
9
10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
30 31


1031 里芋
1029 ロザリンド
1028 授業
1027 帰熊

1025 淡路島

1023 運動会
1022 半袖
1021 就職雑談会
1020 市民大学講座2回目

1018 探し物
1017 釣り
1014 真夏日

1013 準備完了
1012 光
1011 熊本博物館
1006 市民大学講座1回目
1005 市民大学講座準備
1004 33.2度
1003 運動会
1001 10月

前の月はこちら

次の月はこちら


10月31日 里芋

昨日は夕方、宿舎の裏で育てている、というより育っている里芋を子供達と一緒に収穫。煮物にして食べました。おいしい。何もしてないから、無農薬。もういきなり冬じゃないか、って感じでどんどん寒くなってきていますが、昨日はまだ蚊がいて、刺されました。まだいるのか・・・。

また、渋柿を丁寧に皮まで剥いてもらってから頂いたものを、干して作った干し柿も完成。こちらも美味。


10月29日 ロザリンド

今日は気持ちのいい天気だったので、昼食後、大学のすぐ裏の白川の河川敷で、1時間ほど本を読みました。読んだのは、ロザリンド・フランクリンの伝記「ダークレディと呼ばれて(化学同人・2800円)です。勿論、あのDNAの二重らせんの発見に決定的な役割を果たした写真を撮った女性科学者のことです。DNAの構造の発見者である、J.D.ワトソン著「二重らせん」「ぼくとガモフと遺伝情報」、F.クリック著「熱き探求の日々」は読んでいましたが、M.ウィルキンズも「The Third Man of the Double Helix」という自伝を出していることを、この本の解説で知りました。機会があれば読んでみようかな。翻訳本が出ると読むには楽なんですけどねぇ。


10月28日 授業

昨日は、夕方の5時から東海大学教育研究所の先生による「自己点検・評価と授業評価」という講演を聞きに行きました。その中で、特に印象に残ったのは、紙に質問を書いてもらうのがいい、という一言でした。実際に私の授業でも、授業終了後に質問に来るという人はほとんどいません。専門の「細胞生物学」の授業は、まぁ、10分後に次の授業が始まるから仕方ないかなとも思いますが・・・。で、その先生によると、質問ないですか、と大勢の前で聞いてもなかなか質問は出てこないので、紙に書いてもらうといいんだそうです。来年の授業では、出席カードのようなものを配って、そこに何か書いてもらうようにしようかなぁ、とちょっと考えています。


10月27日 帰熊

帰熊しました。子供達へのお土産は、じゃんけんピーヒャラ。強く吹くとパーに、吹かないとグーになるんですが、何とちょっと吹くと2本だけ伸びてチョキになるという優れもの。下の写真を参照。子供達は早速じゃんけんしてました。何日で飽きるかな。

昨日まで行っていたシンポジウムは来年は九州ですることになりました。私も少しお手伝いをする予定です。


10月25日 淡路島

淡路島でのシンポジウム。今朝食を取って、9時から始まる講演を待っているところです。昨日は夕食後に佐藤先生の特別講演を聞いて、その後はミキサー。今日に備えて、12時過ぎには寝ました。昔は、こういう会議だと朝方近くまで研究のことなどを議論したりしていたのですが、ちょっと体力無くなったですかね。淡路島にいますが、内部の方なので今いる部屋からは海は見えません。風が強い気はしますが、あんまり島にいるって感じはしないです。このシンポジウムは明日の昼まで。それまでびっしりと皆さんの研究の話を聞きたいと思います。


10月23日 運動会

今日子供達と車で走っていたら、家の子供が二人とも卒園した幼稚園の運動会をやっているのを見つけました。ちょっと車は置いておいて覗きに行きました。運動会は近くの公園でやっているので、ついでに子供達は滑り台やなんやで遊んでました。ここの幼稚園の最後の出し物は、今度卒業する年長さんの園児と園長先生による、踊りというか創作ダンスというか、そういうものです。出し物もかなりあり、昨年は下の子はよく頑張ったなぁ、と今年の子供達の演技を見ながら今更ながら、思いました。園長先生は相変わらずお元気そうでした。これからもお元気で頑張ってください。

その後、ポケモンカードが欲しいと言う子供と近くの本屋+CD屋へ。ついでに、クラプトンのBack Homeを買って帰ってきました。今聞きながら書いています。


10月22日 半袖

めっきり朝晩は涼しくなってきました。来週は月曜日から水曜日までは淡路島で行われる特定領域研究の若手シンポジウム。帰ってくるともっと涼しくなっているでしょうから、今年の半袖は今日で終わりかな。まぁ、でもこの時期まで半袖でいいのですから、暖かくていいですね。私は基本的に暖かい方が好きです。昨日T先生とすれ違ったときに半袖の仲間見つけた、もう皆長袖だよねというようなことを言われて初めて気づきました。

若手のシンポジウムは若手の発表の機会だそうで、私はとりあえず発表はありません。気持ちはまだ若手なんですけど、最近そろそろ皆がそう見てくれなくなってきたような視線を感じます。

昼は相変わらず豚ネギピリ辛。どうも一つにはまると続ける性質でして・・・。


10月21日 就職雑談会

私は今年度就職担当ということになっています。今日は、熊大のA研を修了したY君が化血研の説明会および就職雑談会をするためにやってきてくれました。対象は3年生と博士前期過程の1年生。皆さん、少しは参考になったでしょうか。

ところで、私が大学を卒業した88年は今から振り返るとまさにバブルの時期でした。周りでは、就職に関係していろいろと楽しいことが起きているようでしたが、私は大学院に行くのを決めていたので、それらの恩恵にあずかることはありませんでした。体験しておけばいいことがあったような気もしますが、人生自体が変ってたかもしれないですね。
最近は、景気も上向いてきて、企業の求人数も増えてきているようです。3年生はいい機会ですから、自分の人生と何をしたいのかをよく考えてみてください。


10月20日 市民大学講座2回目

熊本博物館での市民大学講座の2回目に行ってきました。今回は大学講座の名前の通り、光合成の反応の詳細と、植物細胞の成り立ちについて、大学の講義のように話をしてきました。少し難しいと思われた方もいたようですが、何とか理解していただけたのではないでしょうか。講義の後にいろいろと質問が来まして、それも嬉しいことでした。せっかくの講義ですから、質問がないと全くわからなくて興味が無かったんではないかと不安になります。これで私の分は終わり、一安心です。でも、結局2回の講義で、用意した1回分のことしか話せませんでしたが、それはそれで良しとしましょう。時間に迫られている訳でもないですし、急いでわからなくなってしまうというのも良くないですからね。わざわざ聞きに来て頂いた方、ありがとうございました。


10月18日 探し物

今日は、卒業生が残していっているはずのサンプルを探すため、研究室中の冷蔵庫や冷凍庫をひっくり返す羽目になりました。3時間以上探して、やっとそれらしきものを見つけたのですが、ノートには正確なクローンの名前が書かれてない!!! 多分合っていると思いますが・・・困ったものです。実験ノートは正確に、やったことを全て書きましょう。

あぁ、疲れた。


10月17日 釣り

先週の土曜日に研究室の有志と天草に釣りに行ってきました。朝方は雨が降っていましたが、その後は止みました。もう少し早めに雨は止むと思っていたのですが、それは誤算でした。ウマヅラハギやバリなどいろいろと釣れましたが、残念ながら鯛は誰にも来ませんでした。今回は内海に浮かぶ筏に連れて行ってもらって釣るというのを始めて体験しました。なかなか良い体験でした。子供達は朝の2時半に起きて、帰りの車に乗り込む5時過ぎまで元気一杯に筏の上を走り回り、その後車に乗って10分程で熟睡状態。子供は車の運転ないからいいなぁ。


10月14日 真夏日

どうやら今日も30度越しているようです。今日の熊日に今年の熊本の真夏日が105日で記録とでていましたから、記録更新ではないでしょうか。これだと、ほぼ一年の1/3が真夏日ってことですよね。東京の真夏日が昨年で70日のようですから・・・暑いわけだ。これから自分の研究室で輪講の授業があるので、クーラーをつけました。クーラーつけないと授業にならないですね。


10月13日 準備完了 

市民大学講座の方は、なんとか準備が終わりました。前回話題が多すぎて話しきらなかったので、少し話題を減らしました。ただ、これでも多いような・・・。来週の木曜日にもう一度行きますが、準備ができたので、ちょっとほっとしました。最近BizTabletというのを買って、これだとパワーポイントでプレゼンテーションをしながら、映している図に書き込みができるはずなのですが、前回はプロジェクターをつなげたら、認識しなくなってしまいました。どうしてなんだろう。まぁ、来週もう一度試してみましょう。

やらなきゃいけないことは、ポストイットに書いてコンピュータのディスプレイのところに張っているのですが、市民大学講座の準備をしている内に、かなり溜まってしまいました。早く片付けないと・・・。


10月12日 光

先週のお休みの時に、家の方をNTTの光にしました。それまではISDNでしたから、何と通信速度が1000倍になりました。これで家の方からも、ここをUpdateしやすくなります。でも、この辺の技術革新のスピードというのは凄い早さですね。いろいろなところで話を聞いていても、何年までに何倍にするというロードマップがきちんとあって、それに向かって突き進んでいくという感じです。本当にちょっと前のSFの世界のようですよね。

上の話とは違いますが、今家にはクモがいます。いっつもいるんですよね。都会に住んでいたときにはちょっと想像もつかないような大きなやつがたまにでてきて、それはびっくりします。足の先から足の先までで15センチくらいあるやつ。昨日はちょっと小さいのを見ました。でも、彼らは何食べてるんでしょうねぇ。SFじゃないけど、自分の体が鉛筆くらいに小さかったら、恐怖でしょうね。


10月11日 熊本博物館

熊本博物館は存在は知っていたのですが、実は行ったことがありませんでした。この前市民大学講座でお邪魔して、その後閉館までの5分で簡単に中を案内してもらったのですが、なかなか充実していました。ということで、昨日は家族で熊本博物館に行ってきました。熊本市内の小学生は無料というのも嬉しいです。丁度入った時がプラネタリウム開始10分前ということで、慌ててプラネタリウムの券を買って入り、久し振りにプラネタリウム見ました。なかなか良かったです。子供達はプラネタリウムは始めてで、楽しかったようです。すぐ隣が細川刑部邸で、帰りにはこちらも見学しました。刑部邸は気持ちよく風が吹き抜ける非常にいい場所でした。


10月6日 市民大学講座1回目

熊本博物館での市民大学講座の1回目。私は最初の2回の担当です。

で、行ってきましたが、準備していた分の2/3しか話せませんでした。なるべくわかりやすく、丁寧に話をしようと思っていたら、自己紹介とテーマの説明だけで20分以上経ってしまいました。その時点で33枚作ったスライドの3枚しか話してません。さすがにちょっと焦りましたね。これでは全く終わらないってんで少しスピードアップしましたが、それぞれの説明でトリビア的な小話をつい入れてしまうので、更に時間がかかってしまいました。でも、まぁ、いいか。受講生の皆さんの何かを学びたいという意欲が伝わってきて、私としても非常に気持ちよく話をすることができました。学ぶということは、楽しいことなんですよね。本来。


10月5日 市民大学講座準備

久し振りの雨ですね。今年は記録的な猛暑だったようで、これで一段落ついてくれるといいのですが・・・。
明日、熊本博物館で行う市民大学講座の準備の真っ最中です。今回は、気合を入れて市民講座用に全ての図を作り直しているので、準備にかなり時間がかかっています。昨日は家に帰って、子供達が寝てから3時過ぎまで図を作っていました。子供達は小学校に行くので、7時には起こさないといけないし、今ちょっと眠いです。
さぁ、まずは朝のコーヒーだ。


10月4日 33.2度

なんと3日の熊本の気温は33.2度だったそうです。新聞に出ていました。33.2度ですよ。33.2度。真夏じゃないですか。暑かった訳だ。手と首が結構焼けました。新聞でも見ましたが、確かに海に遊びにも行けますね。こんだけ暑いと。


10月3日 運動会

昨日は、小学校の運動会でした。天気は快晴、熊本はめちゃめちゃに暑かったです。朝起きて、お弁当を作って、出発。裏手の方にちょっと空いている日陰を見つけて場所取りをしました。でも、この場所、昼過ぎは太陽がさんさんと降り注ぐ場所でした。そこらじゅう場所取りされている中でぽっと空いていたので何となく気になってはいたのですが、そういう理由があったのですね。皆さん、よくご存知で。まぁ、お昼を食べるまでは一応日陰の部分もありましたし、その後は撤収したのでそんなに悪い場所ではありませんでした。

子供達は障害物走やかけっこで1番や2番を取ったので驚きました。私は自慢ではありませんが、かけっこで1番とかになった記憶はありません。まだ夏のような日差しで親はばてばて、子供はひたすらに元気でした。


10月1日 10月

今年ももう10月になってししまいました。大学も長い夏休みが終わり、学生さん達がキャンパスに帰ってきます。勿論研究室には長い夏休みなんてものはないので、我々の居る4階はあまり変化がないのですが、昼休みの混雑具合とかが違ってきますね。

左上の写真は数年前に熊大を退官されたS先生の記念プレートです。私はこの皿が気に入っていて部屋に入るところに置いてあるのですが、最初に来た人は必ず見ていきます。その様子を見ているのもなかなか楽しいです。でも良くできてますよねぇ。このイモリ。写真で見ると本物がいるみたいです。このイモリは皿と一体化しているので、外すことはできません。この皿のただ一つある欠点は、イモリがリアルすぎて食べ物を盛ることができないということですね。