subtitle_article

 







 

セレン、テルルの結晶相

セレン(Se)やテルル(Te)の結晶相では、らせん状をした無限に長い原子の鎖が集まって結晶を作っています。 鎖を構成する原子間は強い共有結合で結ばれていますが、鎖の間は弱いファンデアワールス相互作用で凝集しています。 各原子あたり4個ある最外殻p電子(Seの4p、Teの5p)の内、2個は結合状態(σ軌道)を形成し、 残りの2個は非結合状態(LP状態=Lone Pair State)を占有します。

Se、Teの結晶構造

結晶内のσ結合状態
結晶内のLP状態

>> 「液体テルルの圧力誘起構造変化」へ戻る