生物科学は、「生命のしくみ」を科学的に解明する学問であり、遺伝子の役割から生態系の多様性にいたるまで、生命現象をミクロからマクロまでのレベルで理解すべく研究領域は多岐にわたっています。 生物環境プログラムでは、基礎教育により生命現象を総合的に理解すると共に、「生体分子の構造と機能」「細胞の構造と機能」「生体防御機構」「発生・分化機構」「情報伝達機構」「生命の進化と起源」「生物種の分化や系統」「生物多様性と保全」の各観点から「生命のしくみ」に対する理解を深める過程で、自らが思考し、新たな知見を得ることができる能力を修得できるように教育します。 学部卒業時には、「多細胞個体、細胞、生体高分子といったさまざまなレベルの情報を統合して生命を理解する能力」「生物の多様性を遺伝子・種・生態系レベルで理解する能力」のいずれかを身につけることができます。