◄予定通り開催いたします.初日の夜に予定しておりました会場での懇親会のみ中止とさせて頂きます.►
アクセサリー・パラメーターは線形微分方程式に現れる概念で,モノドロミー保存変形方程式の未知関数でもあり,数論・表現論などいろいろな分野とも関わる興味深い研究対象です.この研究会は,アクセサリー・パラメーターおよびその周辺について研究交流を行うことを目指して企画いたしました.興味をお持ちの方のご参加を歓迎いたします.
日時・場所
2011年3月17日(木)10:00 〜 3月19日(土)12:30
熊本大学 理学部3号館4階 共同研究室
プログラム
3月17日(木)
- 10:00−10:50 原岡喜重(熊本大学)「Fuchsian systemのアクセサリー・パラメーターと変形方程式のreduction」
- 11:00−12:00 岩崎克則(北海道大学)「パンルヴェ性をめぐって」
- 13:15−14:15 大島利雄(東京大学)「Fuchs型方程式の解析 -- rigid な系列を例にとって」
- 14:30−15:30 山口雅司(東京大学)「線形 q 差分方程式の rigidity index と q middle convolution」
- 15:45−16:45 竹村剛一(中央大学)「ホインの微分方程式と一般超幾何関数」
- 17:00−18:00 山川大亮(神戸大学)「Fourier変換と中間畳み込み」
3月18日(金)
- 9:30−10:30 名古屋創(神戸大学)「量子パンルヴェ方程式の積分表示解について」
- 10:45−11:45 齋藤政彦(神戸大学)「放物接続のモジュライ空間の2つのラグランジアンファイブレーションについて」
- 13:00−14:00 大島利雄(東京大学)「Fuchs型方程式の解析 -- 部分Wronskianの間の接続係数」
- 14:15−15:15 森田健(大阪大学)「不確定特異点を持つq-差分方程式の接続公式」
- 15:30−16:00 矢田賢司(九州大学)「実射影空間内の平面配置の補集合--特に六枚の平面の場合」
- 16:15−17:15 石毛利昌(千葉大学)「The Hilbert modular surface for Q(√2) as a moduli of a family of marked K3 surfaces」
- 番外編 17:30−18:20 原岡喜重(熊本大学)「R. A. Rankin: Sir Edmund Whittaker's work on automorphic functions を読む」
3月19日(土)
- 9:00−10:00 蛭子彰仁(九州大学)「Gaussの超幾何関数の三項間関係式について」
- 10:15−11:15 宮崎一徳(神戸大学)「Garnier系と接続のモジュライについて」
- 11:30−12:30 加藤満生(琉球大学)「Rank 3 のuniformization equations のモノドロミー表現」
世話人
- 大島利雄
- 東京大学大学院数理科学研究科
- 原岡喜重
- 熊本大学大学院自然科学研究科(理学部)
- E-mail:haraoka@kumamoto-u.ac.jp
- Tel:096-342-3323