期間:2018年10月15日(月)~10月18日(木) 講師:安田健彦氏(東北大学) 科目名:数学特別講義B [大学院科目 1単位] 題目:野性マッカイ対応 場所:自然科学研究科研究棟301室(数理演習室) 講義の概要:商特異点の幾何と代数を結ぶマッカイ対応という現象は標数零でよく調べられている。それを正標数に一般化する野性マッカイ対応について解説する。野性マッカイ対応では、特異点と整数論が密接に関連することになる。また、モチーフ積分が使われるので、これについても解説する。
期間:2018年10月29日(月)~11月1日(木)
10月29日(月) 10:25 開始
30日(火) 12:55 開始
31日(水) 12:55 開始
11月 1日(木) 10:25 開始
講師:北川義久氏(宇都宮大学)
科目名:数学特別講義A [大学院科目 1単位] / 数理科学特別講義E [学部科目 1単位]
題目:3次元球面内の平坦トーラスの幾何学
場所:自然科学研究科研究棟3階 数理演習室DC301室
講義の概要:3次元単位球面S3 内の2次元トーラスは,S3 の標準的なリーマン計量から誘導されるリーマン計量の曲率が0 であるとき,S3 内の平坦トーラスと呼ばれる.本講義では,S3 内の平坦トーラスに関する最近の研究状況について基礎から解説する.まず,四元数を用いて,S3 の群構造およびS3 内の曲面論
の基本事項を述べる.次に,2次元球面S2 上の閉曲線対からS3 内の平坦トーラスを構成する方法について説明し,最後に,この構成法と結び目理論の応用として得られた結果について解説する.
期間:2018年11月26日(月)~11月29日(木) (初日11/26(月)は2限から始めます。)
講師:小田文仁氏(近畿大学)
科目名:数理科学特別講義G [学部科目 1単位]
題目:有限群の表現
場所:自然科学研究科研究棟3階 数理演習室DC301室
講義の概要:有限群の置換表現の圏を導入する.さらにコホモロジー的マッキー関手を導入する.それらの相互関係に関する結果を証明する.
講義内容詳細はシラバスを参照してください。
期間:2018年12月17日(月)~12月20日(木) 講師:上原崇人氏(岡山大学) 科目名:数理科学特別講義H [学部科目 1単位] 題目:複素曲面上の力学系理論 場所:自然科学研究科研究棟3階 数理演習室DC301室 講義の概要:複素多様体論の基本事項から始めて,自己同型写像による力学系の分類をホッジ理論の観点から行う.その後,写像のエントロピーおよび写像の周期点理論について解説する.