日時:2024年11月18日(月)17:00-18:00 ※11/18付 変更あり
場所:理学部1・2号館C329 ※11/14付 変更あり
講演者:猪奥倫左氏(東北大学)
題名:「非線形増大度の分類に基づく半線形楕円型方程式の特異解の構成」
概要:半線形楕円型方程式の特異解の構造は,代表例であるべき乗非線形項の場合にはよく理解されている.本講演では既存の結果を概観したのち,単調増大する一般の非線形項に対して増大度の分類を導入し,それに基づく球対称特異解の構成方法について説明する.
日時:2024年11月13日(水)16:30-17:30
場所:熊本大学自然科学研究科研究棟3階 数理演習室DC301
講演者:本田淳史氏(横浜国立大学)
題名:「有限退化次数特異点に対する Gauss-Bonnet の定理」
概要:非退化特異点を持つフロンタルに対して Gauss-Bonnet 型定理が成り立つことが知られているが,退化特異点の場合は明らかになっていない.本講演では,非退化特異点を一般化する特異点のクラスとして有限次退化特異点を導入し,Gauss-Bonnet 型定理が成り立つことを紹介する.さらに,その内在的な一般化として,一般化 Kossowski 計量を導入し,Gauss-Bonnet 型定理の拡張を行う.本講演の内容は,服部祐樹氏(横浜国立大学)と福間友子氏(元横浜国立大学)との共同研究に基づく.
日時:2024年9月25日(水)16:30-17:30
場所:熊本大学理学部1・2号館C329講義室
講演者:木村 嘉之氏(大阪公立大学)
題名:「量子冪単座標環と双対標準基底」
アブストラクト:量子冪単座標環は、複素半単純代数群の冪単部分群の座標環の量子化およびその局所化である。量子冪単座標環には、圏化を通じて、箙Hecke環の単純加群と対応する、双対標準基底と呼ばれる特別な基底が存在する。この講演では、量子冪単座標環と双対標準基底の基本的な構造と、表現論との関係について述べたい。