日時:2022年11月30日(水)16:30-17:30
場所:熊本大学理学部1・2号館 C122
講演者:松村朝雄氏(国際基督教大学)
題名:「シューベルトの数え上げ問題」
概要:本講演では、19世紀末のヘルマン・シューベルトが調べた数え上げ問題と彼の手法について、具体的な例でお話しします。前提となる知識は中学生程度の初等幾何程度です。シューベルトの数学がいかに現代数学の発展につながったか、なぜ現在も「シューベルトカルキュラス」という分野で研究が活発に行われているかを、お伝えしたいと思います。
日時:2022年10月19日(水)16:30-17:30
場所:熊本大学理学部1・2号館 C226
講演者:梅原 雅顕氏(東京工業大学)
題名:「時空における光的な超曲面について」
概要:Lorentz-Minkowski 時空において,第一基本形式が至るところ退化する
ような超曲面を「光的な超曲面」という.このような超曲面は線織面になること
が知られており,大域的には超平面でない限り,必ず特異点が生じてしまう.
本講演では,時空におけるこのような超曲面を特異点を込めて研究する自然な
枠組みを与え,最近,筆者が赤嶺氏(日大)・本田氏(横浜国大)・山田氏(東
工大)との共同研究で与えた光的超曲面の構造定理を紹介する.