過去のセミナー・講演
第11回物理学ゼミナール(プロジェクト・ゼミナール)
[日時] 平成19年7月20日(金) 13:30~
[場所] 理学部3号館 321講義室
[講師] 小島誠治教授 (筑波大学 数理物質科学研究科)
[演題] ガラス形成物質のテラヘルツダイナミクス
[概要] 超短パルスレーザーによるテラヘルツ波の放射技術、並びにその検出技術の進歩により、電磁波と光の境界領域にあるテラヘルツ帯の時系列分光法(THz-TDS )が開発され、複素誘電率の実部と虚部の同時測定が可能になった。一方、液体が過冷却液体状態を経てガラス状態へと転移する液体・ガラス転移は古くから知られている現象であるが、そのダイナミクスはよく理解されていなかった。 1990年代のモード結合理論の適用を契機に研究が発展したが、サブテラヘルツ以上の高い周波数領域における速い緩和過程やボソンピークの実験が不十分であった。 講演では低分子液体や酸化物ガラスについてTHz-TDSや低振動数ラマン散乱により調べたテラヘルツ領域のダイナミクスを中心にガラス転移やガラスの物性研究を紹介する。
[場所] 理学部3号館 321講義室
[講師] 小島誠治教授 (筑波大学 数理物質科学研究科)
[演題] ガラス形成物質のテラヘルツダイナミクス
[概要] 超短パルスレーザーによるテラヘルツ波の放射技術、並びにその検出技術の進歩により、電磁波と光の境界領域にあるテラヘルツ帯の時系列分光法(THz-TDS )が開発され、複素誘電率の実部と虚部の同時測定が可能になった。一方、液体が過冷却液体状態を経てガラス状態へと転移する液体・ガラス転移は古くから知られている現象であるが、そのダイナミクスはよく理解されていなかった。 1990年代のモード結合理論の適用を契機に研究が発展したが、サブテラヘルツ以上の高い周波数領域における速い緩和過程やボソンピークの実験が不十分であった。 講演では低分子液体や酸化物ガラスについてTHz-TDSや低振動数ラマン散乱により調べたテラヘルツ領域のダイナミクスを中心にガラス転移やガラスの物性研究を紹介する。