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第10回物理学ゼミナール(プロジェクト・ゼミナール)
[日時]  平成19年6月15日(金) 16:10より 
[場所]  理学部3号館 321講義室
[講師]  中原幹夫教授(近畿大学) 
[演題]  量子で何が計算できるか?
[概要]  通常の0と1を用いた古典的情報処理に対し,直交する2つのベクトル|0>と|1>を用いた量子情報処理は,古典的情報処理をはるかに凌駕するスピードで演算が実行できると考えられる. 本講演では,この量子情報処理の原理を解説し,これらを実行できる物理系の紹介を行なう,また我々が取り組んでいるNMR量子コンピュータについて詳しく解説し,時間があれば最近の研究成果も紹介したい.
参考文献:
Phys. Rev. A 70 (2004) 052319
Phys. Lett. A 350 (2006) 27.
quant-ph/0608134 (J. Phys. Soc. Jpn. 印刷中)