平成６年度
熊本大学理学部
地球科学教室年報

No. 5　　1995

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=======　目次　=======

第１章　教室構成

  1. 教官・職員
  2. 在学生数
  3. 卒業生進路

第２章　活動状況

  1. 教官
  2. 大学院生・特別研究員

第１章　教室構成

I.　地球科学科教官・職員（平成７年２月現在）

講座

氏名

専門分野

地球物質学

教授

小畑正明

岩石学

助教授

清水洋

地球化学

生物圏進化学

教授

岩崎泰頴

古生物学

助教授

地球化学

教授

助教授

尾崎正陽

鉱物学

助手

横瀬久芳

地球化学・岩石学

地球変動学

教授

村田正文＊

層位学

助教授

講師

豊原富士夫

構造地質学

地球環境
システム学

教授

尾田太良

微化石・海洋地質

助教授

＊平成７年３月末日定年退官

　
事務官　　：塚田満世
事務補佐員：西　春美

II.　在学生数（平成７年２月現在）

学部生：

１年

２年

３年

４年

計

４３名

３６名

２８名

２９名

１３６名
理学研究科（修士課程）：

修士１年

修士２年

計

１２名

９名

２１名
自然科学研究科（博士課程）：

博士１年

博士２年

博士３年

計

０名

１名

７名

８名

III.　卒業および修了後の進路

学部卒業生（２４名）
進学（本学大学院 １２，他大学１名）、研究生（本学 ２名）、企業（地質 ４，建設１、その他１；合計 ６名）、公務員（１名），未定（１名）
修士課程修了者（５名）
進学（本学大学院 ２，他大学２名）企業（構造計画１）、
博士課程修了者（３名）
高知大学１，本学研究員１，未定１．

第２章　活動状況

記載項目
  1. 研究テーマ
  2. 学会誌発表
    1. 原著論文
    2. 総説、著書
  3. 学会講演発表〔複数著者の場合は講演者にアンダーライン）
  4. 受賞
  5. 研究助成
  6. 所属学会
  7. 学外委嘱委員
  8. 海外からの訪問者，研究員
  9. 海外出張
  10. その他のニュース

教官編

岩崎泰頴

１．研究テーマ
  1. 浅海棲貝化石群集の種構成の時代による変遷：堆積盆(当時の環境)を復元し，そこに棲息した貝化石群集を明らかに する．現在までに下部白亜系の貝類群(領石動物群とも呼ばれる)と，中部白亜系の御所浦・御船型の貝類動物群についてはほぼ終っているが，最近我が国でも 実用化され堆積場を再現するのに有効とされている堆積相解析により詰めを行っている．古第三系に関しても着手している．
  2. 内湾に棲息する介形虫の研究：有明海・八代海の最奥の汀線付近に棲息する介形虫は中国沿岸ならびに琉球・奄美諸島のヒルギ 帯に棲息する介形虫と共通する種ないし属構成が判明しつつある．この様な介形虫種群について棲息環境を特定して棲み分け状況を明らかにし，化石における環 境指標種としての有効性を明らかにする．
６．所属学会
日本古生物学会，日本地質学会，ベントス研究会，The Paleontological Society

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尾崎正陽

１．研究テーマ
  1. ホウ素, フッ素, 塩素を含有するアルミノ珪酸塩鉱物の鉱物化学： 岩石あるいは珪酸塩鉱物とホウ素、フッ素、塩素などの揮発性成分を含む鉱化流体との反応（グライゼン化作用）によって生成されるアルミノ珪酸塩鉱物の産状 と各個鉱物の鉱物学的諸性質の検討，ならびに合成実験によるこれら各鉱物の生成条件、生成環境と鉱物学的諸性質との関係についての検討と考察.
  2. 熱水の作用による層状珪酸塩鉱物および硫酸塩鉱物に関する鉱物学的検討：熱水の変質作用により生成される鉱物，とくに層状 珪酸塩鉱物および硫酸塩鉱物の産状とそれらの鉱物学的性質と母岩の累進的変質についての検討と考察，ならびに各種の熱水溶液と岩石あるいは鉱物との反応実 験による累進変質についての検討と考察．
  3. 古代遺跡出土品（土器類、その他）の鉱物学的手法による検討と考察：土器、その他の遺跡出土品について、鉱物学の研究手法を適用して検討･考察を行う. 考古学研究室（白木原名誉教授）との共同研究による考古学との学際的研究.
２．学会誌発表
ｂ．総説、著書
  • 共著: 新版地学辞典、地学団体研究会編、平凡社、1800頁
  • 共著:くまもと自然大百科、熊本日日新聞社編、熊日情報文化センタ−(1995)，528頁.
３．学会講演発表
  • 尾崎正陽・生土葉子：topaz ［Al2SiO4 (F,OH)2] の F→(OH) 置換とその鉱物学的性質,　日本鉱物学会、日本岩石鉱物鉱床学会、日本資源地質学会秋期連合講演会（松本）1994年 10月
  • 吉竹資英･尾崎正陽･御幸和則：霧島大霧地区地熱帯にみられる chlorite およびchlorite/ smectite mixed-layer mineral について、日本地質学会西日本支部総会（岡山）、1995年 2月
６．所属学会
日本鉱物学会、日本岩石鉱物鉱床学会、日本粘土学会、日本資源地質学会、日本地球化学会、日本窯業協会.
７．学外委嘱委員
  • 九州中部地域広域地質構造調査検討員（金属事業団）
  • 国土基本調査調査検討委員（大分県・国土庁）

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尾田太良

１．研究テーマ
  1. 新生代の微化石層位学的研究ならびに古海洋の復元に関する研究．
  2. 西太平洋におけるプランクトンネツトによる 浮遊性有孔虫の生態およびセジメトトラツプに基づく浮遊性有孔虫 群集の季節的変化及び物質循環に関する研究．
２．学会誌発表論文・著書等
ａ．原著論文
  • 高岡秀朋・尾田太良（１９９４）Eauripik Rise KH92-1, 5apc コアの浮遊性有孔虫化石からみた過去２０万年間の海洋古環境の変遷，月刊海洋２６（７）４１０ー４１５．
  • Xu, Xuedong and M. Oda (1994) The last deglaciation in the East China Sea:evidence from planktic foraminifera in two piston cores,Proceedings of IGBP Symposium (Global fluxes of Carbon and its related substances in the coastal sea-ocean - atmosphere system), p. 488- 492.
  • Xu, Xuedong ,K. Kimoto and M. Oda (1995) Predominace of left-coiling Globorotalia truncatulinoides (d'Orbigny) between 115,000 and 50,000 yrs BP:A latest foraminiferal biostratigraphic event in the western North Pacific,The Quaternary Res., 34, 39-47.
  • Xu, Xuedong, Murayama, M., Nakamura, T. and Oda, M. (1995) Chronology of two piston cores from the East China Sea, Kumamoto Jour. Science (Earth Sciences), 14 (1), 19-25.
３．学会講演発表
  • 木元克典・尾田太良：浮遊性有孔虫群集からみた西赤道ー北西太平洋の過去１５万　年間の海洋環境変動，日本古生物学会、１９９４年６月
  • 嶽本あゆみ・尾田太良：太平洋沿岸表層堆積物からの浮遊性有孔虫群集データ解析，日本古生物学会、１９９４年６月
  • 土橋正也・尾田太良：黒潮海域の３つの季節における現生浮遊性有孔虫の生息深度　分布について，日本古生物学会、１９９４年６月
  • Xu Xuedong and M. Oda：The record of deglaciation in a marginal sea: Evidence from planktic foraminifera in a piston core in the East China Sea，日本古生物学会、１９９４年６月
  • 鳥井真之･板谷徹丸･尾田太良：宮崎層群に挟在される凝灰岩K-Ar年代学的研究，日本地質学会，１９９４年９月
  • Xu Xuedong and M. Oda：The last deglaciation inthe East China Sea: Evidence from planktic foraminifera in two piston cores，IGBPsymposium、１９９４年１１月
  • 木元克典・尾田太良：浮遊性有孔虫群集からみた西赤道太平洋の過去３０万年間の海洋環境変動，古海洋学シンポジユウムー古海洋学の大いなる発展、東大海洋研究所，１９９５年１月.
  • 西弘嗣・尾田太良：インド洋における浮遊性有孔虫からみた古海洋イベント，古海洋学シンポジユウムー古海洋学の大いなる発展、東大海洋研究所，１９９５年１月.
５．研究助成
  • 文部省科研費 一般研究（Ｂ）（分担者）：九州地方のネオテクトニクス（代表者　 村田正文）
  • 文部省科研費 総合研究（Ａ）（分担者）：セジメント・トラップに基づく北太平洋における物質循環に関する研究（代表者 北海道大学 大場忠道）
６．学外委嘱委員
　　海洋科学技術センター客員研究員

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小畑正明

１．研究テーマ
  1. 上部マントルでのマグマの発生と移動：上部マントルを構成している超塩基性岩の構成と化学組成を調べることによりマントル物質の部分溶融によりマグマが発生し，上昇する過程を解明する．現在，北海道日高変成帯に産する幌満カンラン岩体をフィールドにしている．
  2. 下部地殻の溶融と酸性マグマの起源：高温型変成帯高温部には，部分溶融によって生じた不均質な岩石ミグマタイトが産する．これらの変成岩〜火成岩の構造と組成 を調べることにより大陸地殻下部の部分溶融の過程を 解明する．フィールドは熊本県肥後変成帯．
  3. 超塩基性シュードタキライトの形成過程：地震断層に伴う岩石の摩擦熱融解現象の解明．イタリアアルプスのかんらん岩体 (Balmuccia Peridotite) をフィールドとする．
  4. 岩石組織学：相転移と物質移動によって生ずる岩石中の構造形成過程の研究．
２．学会誌発表
ａ．原著論文
  • Obata, M. and Karato, S. (1995) Ultramafic pseudotachylite from the Balmuccia peridotite, Ivrea-Verbano Zone, northern Italy. Tectonophysics, 242, 313-328.
  • Morishita, R. and Obata, M. (1995) A new statistical description of the spatial distribution of minerals in rocks. J. Geology, 103, 232-240.
  • Yoshimura, Y. and Obata, M. (1995) Sector structure and compositional zoning of garnets from the Higo metamorphic rocks, west-central Kyushu, Japan. J. Mineral. Petrol. Econ. Geol. 90, No. 3, 80-92.
３． 学会講演発表
  • 小畑正明・森下律生：岩石中の鉱物の空間相関を測る方法について．日本地質学会第101年大会（札幌）1994年9月
  • 吉村康隆・小畑正明：ザクロ石の組織的セクター構造と組成累帯構造との関係についてー肥後変成帯の場合．日本岩石鉱物鉱床学会平成６年度秋季連合学術講演会（松本）1994年10月
  • 森下律生・小畑正明：ＣＳＤ理論を用いたマグマ結晶化過程の推定．日本岩石鉱物鉱床学会平成６年度秋季連合学術講演会（松本）1994年10月
５．研究助成
  • 文部省科研費 総合研究（Ａ）（分担者）：地殻の発展過程のモデリング（代表者 京都大学 坂野昇平）
  • 文部省科研費 重点領域研究（代表者）：地殻下部における酸性マグマの生成と移動に関する研究
６．所属学会
日本地質学会，日本火山学会，日本岩石鉱物鉱床学会，形の科学会， Mineralogical　Society of America, American Geophysical Union

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清水　洋

１．研究テーマ
  1. 固体地球の化学的進化：微量元素及び同位体比の研究により、固体地球の化学的進化を解明する。現在は、東アジアの大陸地殻の化学的発達に重点をおいて研究を進めている。
  2. 海洋における希土類元素の挙動並びにケイ質堆積物の生成環境に関する研究：海洋環境における希土類元素等の微量元素の供給源並びにその挙動を解明する。そして、チャート等のケイ質堆積物の生成環境を明らかにする。
２．学会誌発表
ｂ．総説・著書
  • Shimizu, H. : Environment of the early Earth as recorded in sedimentary rocks. RIKEN Review, 5, 7-8 (1994).
  • 清水洋：化学辞典（編集：大木道則、大沢利昭、田中元治、千原秀昭），東京化学同人，（項目執筆），1994．
３． 学会講演発表
  • Shimizu, H., Lee, S.-G., Masuda, A. and Adachi, M. : Geochemistry of Ce and Nd isotopes and REE abundances in Precambrian orthogneisses from the Kamiaso conglomerate, central Japan: REE evolution history of the Precambrian basement in Japan. Eighth International Conference on Geochronology, Cosmochronology and Isotope Geology (Berkeley, U.S. A.) 1994年6月
  • 李承求・清水洋・増田彰正・宋用善：韓国小白山地塊の先カンブリア紀片麻岩のNd・Ce・Sr同位体比及び希土類元素パターン．1994年度日本地球化学会年会（名古屋）1994年10月
  • 南雅代・清水洋・足立守・増田彰正：始生代チャートの希土類元素．1994年度日本地球化学会年会（名古屋）1994年10月
５．研究助成
  • 文部省科研費 一般研究（Ｂ）（代表者）：同位体地学的研究によるマントルー地殻系の化学システムにおける物質移動の解明
  • 文部省科研費 重点領域研究（代表者）：同位体トレーサーによる固体地球の初期進化の解明
６．所属学会
日本地球化学会, 日本地質学会, 日本鉱物学会, 日本質量分析学会, 日本化学会, Geochemical Society, Meteoritical Society, Mineralogical Society of America, American Geophysical Union
７．学外委嘱委員
　理化学研究所嘱託
８．海外出張
　「第８回地球年代学・宇宙年代学・同位体地学国際会議」出席，１９９４年６月４日〜６月１４日，米国（バークレイ）
９．その他
　東京大学地震研究所（一般共同研究），東京大学海洋研究所（外来研究員）

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豊原富士夫

１．研究テーマ
サブダクション帯及びその前面における構造運動：日本列島の構造帯及びその内部の地質構造は、サブダクション帯そのもので形作ら れたという意見が多くみられる。しかしながら、筆者は、日本列島の形成において最も重要な役割を果たした要因は、プレートのサブダクションに伴ってその前 面に生じた熱であると考えており、主要な地質構造の形成もサブダクション帯そのものの内部ではなく、その前面の高温区内であると考えている。この主張を裏 付けるために、下記のようなサブテーマを設定して研究を行っている。
  1. 日本列島の形成過程を層序学的、構造地質学的手法を用いて明かにする。
  2. 過去の造山帯に見られる小地質構造(e.g.小褶曲、マイロナイト、スレート劈開等の組織)を、偏光顕微鏡、微分干渉顕微 鏡、電子顕微鏡等によって観察・記載し、また、鉱物学、金属学等の他分野における従来の研究と合わせることによって、その形成時の物理条件、特に温度との 関連を明かにしていく。
６．所属学会
日本地質学会

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村田正文

１．研究テーマ
日本列島の中古生界の地質構造と放散虫生層序の研究．
３．学会講演発表
  • 西園幸久，吉田英一，村田正文：九州秩父帯南帯の珪質岩相三畳系について．日本地質学会大１０１年学術大会，平成６年９月
  • Nishizono, Y., Sato. T, Murata, M.: Jurassic radiolarian zonation in the South Belt of Chichibu Terrane in Western Kyusyu, Southwest Japan. Seventh Meeting of the International Association of Radiolarian Paleontologists.（大阪）平成6年10月23日
５．研究助成
文部省科研費 一般研究（Ｂ）（代表者）：九州地方のネオテクトニクス
６．所属学会
日本地質学会，日本古生物学会
７．学外委嘱委員
熊本県環境審議会委員

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横瀬久芳

１．研究テーマ
島弧の火成作用とそれに伴った地殻の発達段階に関する研究．主に岩石学的・地球化学的手法を用いて，地殻深部で起り得る様々なプロセスについて解析を行っている．
３．学会講演発表
  • 横瀬久芳：九州金峰火山に産する地殻起源ゼノリスの岩石記載．日本地質学会第１０１年学術大会（札幌），1994年9月
  • 島田顕臣・横瀬久芳：金峰火山に産する Magmatic Inclusion に関する研究．日本地質学会第１０１年学術大会（札幌），1994年9月
  • 梁島達也・竹内徹・小玉一人・横瀬久芳：九州北西地域における鮮新世以降のブロックロ−テ−ションについて．日本地質学会第１０１年学術大会（札幌），1994年9月
  • 杉山直史・梁島達也・横瀬久芳：諌早南東部に分布する鮮新世火山岩類の全岩化学組成．日本火山学会１９９４年度秋季大会（福岡），1994年10月
６．所属学会
日本火山学会，日本地球化学会，日本岩石鉱物鉱床学会，日本地質学会

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大学院生（修士・博士課程）及び研究生編

２．学会誌発表
ａ．原著論文
  • Iwauchi, A. (1994) Late Cenozoic vegetational and climatic changes in Kyushu, Japan.　Palaeogeography, Palaeoclimatology, Palaeoecology, 108, 229-280.
  • 岩内明子・長谷義隆 (1995) 南部九州加久藤盆地後期更新世溝園層の花粉分析。熊本大学教養部紀要自然科学編第３０号, 155-169.
  • Morishita, R. and Obata, M. (1995) A new statistical description of the spatial distribution of minerals in rocks. J. Geology, 103, 232-240.
  • 中田正夫・前田保夫・長岡信治・横山祐典・奥野淳一・松本英二・佐藤裕司・松田功・松島義章・三瓶良和（1994）ハイドロアイソスタシーと西九州の水中遺跡．第四紀研究，第33巻，第5号，361-368.
  • 長岡信治・横山祐典・前田保夫・中田正夫・奥野淳一（1994）長崎県大村湾南岸，伊木力遺跡付近の沖積層と海面変化．長崎大学紀要（印刷中）
  • 高岡秀朋・尾田太良(1994) Eauripik Rise KH92-1, 5apc コアの浮遊性有孔虫化石からみた過去２０万年間の海洋古環境の変遷，月刊海洋26(7)，410-415．
  • Xu, Xuedong, Kimoto, K. and Oda, M. (1995) Predominance of Left-coiling Globorotalia truncatulinoides (d'Orbigny) Between 115,000 yrs.B.P. and 50,000 yrs.B.P.: A latest Foraminiferal Biostratigraphic Control in the Western North Pacific.The Quaternary Reserch, 34, 39-47.
  • Xu, Xuedong and Oda, M. (1995) The Last Deglaciation in the East China sea: Evidence from Planktic Foraminifera in Two Piston Cores.Proceedings of the 1994 Sapporo IGBP Symposium, pp.488-492
  • Xu, Xuedong, Murayma, M., Nakamura, T. and Oda, M. (1995) Chronology of Two Piston Cores From the East China Sea. Kumamoto Jornal of Science (Earth Sciences), vol. 14, No.1, pp.19-25
  • 吉村康隆（1995）九州中部・肥後変成帯中に産するザクロ石の組成累帯構造．熊本大学理学部紀要（地球科学），第14巻，第1号，1-18.
  • Yokoyama,Y., Nakada, M., Maeda, Y., S.Nagaoka, S., Okuno, J. Matsumoto, E., Sato, H. and Matsushima, M. : Holocene sea-level change and hydro-isostasy along the west coast of Kyushu, Japan. Palaeogeography, Palaeoclimatology, Palaeoecology (submitted)
  • Yoshimura, Y. and Obata, M. (1995) Sector structure and compositional zoning of garnets from the Higo metamorphic rocks, west-central Kyushu, Japan. J. Mineral. Petrol. Econ. Geol. 90, No. 3, 80-92.
  • Yumoto, M.(1994) The shell structure of the carapace in Xestoleberis hanaii Ishizaki (Crustacea,Ostracoda). Transaction and Proceedings of the Palaeontological Society of Japan. New Series, No.176, 638-649.
  • Yumoto, M. (1995) A redescription of Paracathaycythere costaereticulata Whatley and Zhao, 1991 (Ostracoda, Crustacea). 熊本大学理学部紀要（地球科学），第14巻，第1号，27-38.
３．学会講演発表
  • 長谷義隆・岩内明子：有明海東方陸域最終氷期以降の植生変遷：日本学術会議九州沖縄地区第四紀地域交流会（福岡）平成７年3月16日
  • 岩内明子・三好教夫・安田喜憲・福沢仁之・長谷義隆：東郷池（鳥取県）の年縞粘土層の花粉分析学的研究．日本花粉学会第３５回大会（静岡）平成6年10月28日
  • 岩内明子・長谷義隆・石坂信也：熊本平野地下の中部更新統〜完新統（特に古環境について）．日本応用地質学会平成６年度研究発表会（福岡）平成６年10月19日
  • 小畑正明・森下律生：岩石中の鉱物の空間相関を測る方法について．日本地質学会第101年大会（札幌）1994年9月
  • 島田顕臣・横瀬久芳：金峰火山に産する Magmatic inclusion に関する研究．日本地質学会第１０１年学術大会（札幌），1994年9月
  • 杉山直史・梁島達也・横瀬久芳：諌早南東部に分布する鮮新世火山岩類の全岩化学組成．日本火山学会１９９４年度秋季大会（福岡），1994年10月
  • 西園幸久・吉田英一・村田正文：九州秩父帯南帯の珪質岩相三畳系について．日本地質学会第101年学術大会（札幌），平成6年9月24日
  • 西園幸久・井上　博：阿蘇火山周辺の浅層地下水の分布状態について．日本応用地質学会平成6年度研究発表会（福岡），平成6年10月20日
  • Nishizono, Y., Sato. T, Murata, M.: Jurassic radiolarian zonation in the South Belt of Chichibu Terrane in Western Kyusyu, Southwest Japan.Seventh Meeting of the International Association of Radiolarian Paleontologists.（大阪）平成6年10月23日
  • 土橋正也・尾田太良：黒潮海域の3つの季節における現生浮遊性有孔虫の生息深度分布について．日本古生物学会第143回例会（熊本），1994年6月
  • 木元克典・尾田太良：浮遊性有孔虫群集からみた西赤道ー北西太平洋の過去１５万　年間の海洋環境変動，日本古生物学会第143回例会（熊本），1994年6月
  • 嶽本あゆみ・尾田太良：太平洋沿岸表層堆積物からの浮遊性有孔虫群集データ解析，日本古生物学会第143回例会（熊本），1994年6月
  • 鳥井真之･板谷徹丸･尾田太良：宮崎層群に挟在される凝灰岩K-Ar年代学的研究，日本地質学会，１９９４年９月
  • 木元克典・尾田太良：浮遊性有孔虫群集からみた西赤道太平洋の過去３０万年間の海洋環境変動，古海洋学シンポジユウムー古海洋学の大いなる発展、東大海洋研究所，１９９５年１月.
  • Xu, Xuedong and Oda, M.: The Record of Deglaciation in a Marginal sea: Evidence From Planktic Foraminifera in a Piston Core in the East China Sea. 日本古生物学会第143会例会（熊本）1994年6月．
  • Xu, Xuedong and Oda, M.: The Last Deglaciation in the East China sea: Evidence from Planktic Foraminifera in Two Piston Cores, 1994 Sapporo International
  • 森下律生・小畑正明：ＣＳＤ理論を用いたマグマ結晶化過程の推定．日本岩石鉱物鉱床学会平成６年度秋季連合学術講演会（松本）1994年10月
  • 宮田和周・冨田幸光：熊本県の古第三系赤碕層より産出した裂歯類（哺乳動物）化石．　日本古生物学会1995年々会（名古屋）1995年2月
  • 山崎雅・中田正夫：第四紀海水準変動に伴う大阪湾盆地の形成．日本地震学会1994年度秋季大会（福岡）1994年10月
  • 梁島達也・竹内徹・小玉一人・横瀬久芳：九州北西地域における鮮新世以降のブロックローテーションについて．日本地質学会101年学術大会（札幌）1994年9月
  • 吉村康隆・小畑正明：ザクロ石の組織的セクター構造と組成累帯構造との関係についてー肥後変成帯の場合．三鉱学会平成6年度秋季連合学術講演会（松本）1994年10月
  • 吉竹資英･尾崎正陽･御幸和則：霧島大霧地区地熱帯にみられる chlorite およびchlorite/ smectite mixed-layer mineral について、日本地質学会西日本支部総会（岡山）、1995年 2月
  • 横山祐典・奥野淳一・前田保夫・長岡信治・中田正夫・松本英二・松島義章：西九州の完新世海水準変動と古潮位．第24回日本第四紀学会（東京）1994年8月
  • 横山祐典・松本英二・前田保夫・中田正夫・長岡信治：西九州の完新世海水準変動とハイドロアイソスタシー．1994年度日本地球化学会年会（名古屋）1994年10月
  • 湯本道明：Paradoxostoma flaccidum Schornikov とP.rhomboideum Okubo （甲殻類，介形虫）の殻構造．日本古生物学会第143会例会（熊本）1994年6月
  • 山根勝枝：小規模な入江の介形虫相-本戸瀬戸・宮野河内湾を例として．日本古生物学会第143会例会（熊本）1994年6月
１０．その他のニュース
　学位取得４件：
  • 徐　学東：Late Quaternary planktic foraminifera in the southwestern margin of the North Pacific Ocean and the adjacent East China Sea. (後期第四紀における北太平洋の南西縁及び東シナ海の浮遊性有効虫化石群集），平成７年３月，博士（学術）
  • 吉村康隆：九州中部・肥後変成帯における高温変成作用に関する岩石学的研究，平成７年３月博士（理学）
  • 湯本道明：Shell microstructure of carapace in podocopid Ostracoda (Crustacea) .（ポドコピダ目介形虫（甲殻類）における背甲の微細構造），平成７年３月，博士（理学）
  • 西園幸久：放散虫化石層序に基づく秩父帯南帯の堆積史と収束過程の研究，平成７年３月，博士（理学）

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